リビア軍参謀総長ら搭乗機、墜落前に緊急着陸要請 8人死亡
墜落現場に到着したリビア軍関係者 REUTERS/Stringer
Ece Toksabay Ahmed Elumami
[アンカラ/トリポリ 24日 ロイター] - トルコ政府関係者は24日、リビア軍のハダッド参謀総長らが搭乗していたプライベートジェット機が23日に墜落し、ハダッド氏を含む8人全員が死亡したことについて、機体が消息を絶つ直前に電気系統の故障を報告し、緊急着陸を要請していたことを明らかにした。
トルコ大統領府通信局によると、墜落したのはダッソー・ファルコン50型機。同機は23日1717GMT(日本時間24日午前2時17分)にアンカラの空港を離陸し、トリポリに向かった。1733GMT(同33分)に電気系統の故障による緊急事態を管制側に伝えたという。
トルコ内相は24日午前、捜索チームが機体のブラックボックスを回収したと発表した。
リビア政府によると、亡くなったのはハダッド参謀総長と随行者4人。トルコ政府によると、乗員3人も死亡した。
リビアのドベイバ首相は「国家にとって大きな損失」と表明。リビアでは西部と東部で行政が分かれているが、両側の当局が3日間の喪に服すことを発表し、半旗を掲げた。
ハダッド氏は2020年に参謀総長に任命された。





