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投票日迫る中間選挙、上院の勝敗を握るペンシルベニア州の情勢
共和党候補のオズはトランプの支援を受けている Andrew Kelly-REUTERS
<注目選挙区のペンシルベニア州は、イスラム系テレビタレントの共和党候補とユニークな風貌の民主党候補の異色対決>
アメリカの中間選挙の投票日である、11月8日が迫って来ました。現時点では、各種の世論調査を総合しますと、下院は与野党逆転となって共和党が過半数を獲得するという予想が多くなっています。
各州の知事選では、テキサスのアボット知事(共和)、フロリダのデサントス知事(共和)、カリフォルニアのニューサム知事(民主)などは優勢で、特にデサントス知事とニューサム知事は勝利して、2024年の大統領選への勢いを付けようという構えです。一方で、盤石と思われたニューヨークのホークル知事(民主)は治安悪化への責任を追及されて支持が急降下しているのも注目されています。
そんな中で、やはり今回の選挙の最大の注目点は「上院」です。
現在は定数100に対して、民主党と共和党が50議席対50議席で拮抗しており、賛否同数の場合は上院議長をかねるハリス副大統領(民主)が最後の一票を行使できることで、辛うじて民主党が過半数を維持しています。この勢力構図がどうなるかですが、もしも共和党が多数を握ると重要法案の賛否だけでなく、閣僚や最高裁判事の人事などでも民主党案を潰すことができ、バイデン政権は「死に体」になってしまいます。
大統領選も左右するスイングステイト
では選挙の情勢はどうかというと、非常に接戦となっているオハイオとペンシルベニアを除くと、民主党と共和党は49議席対49議席(非改選を含む)となっているというのが、多くの世論調査結果から推測されています。また、接戦とはいえオハイオ州は、ここへ来て共和党が優勢のようです。となると、最終的な結果はペンシルベニア州に持ち込まれると考えられます。
お断りしておきますが、当確の出る順番としては、もしかすると選挙制度をめぐって両派が投票前から激しく競っているジョージア州の方が遅れるかもしれません。ですが、接戦となっていてその結果が上院をどちらがコントロールするかを左右するということで、今回はペンシルベニア州に注目したいと思います。
同州は最近の選挙では民主党と共和党を「スイング」することで有名であり、また大統領選挙の選挙人数も大きい(2024年で19人、前回よりマイナス1)ため、しばしば大統領選の結果を左右してきました。今回は上院の大勢を左右する事になりそうです。
まず全体の構図ですが、トランプの推す医師でテレビタレント(医事評論家)のメメット・オズ候補(共和)に対して、元ブラドック町長で現副知事のジョン・フェッターマン候補(民主)が対決するという構図になっています。
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