プレスリリース

サッカーを通じて特性や障がいのある子どもの可能性を広げるためクラウドファンディングを8月31日(日)まで実施!~ユニフォームを着てプレーする喜びと感動をすべての人へ~

2025年08月05日(火)09時30分
NPO法人Teamプレイズは、2019年3月から活動をスタートし、特性や障がいのある子どもたち対象のサッカー教室を開催しています。2019年12月にNPO法人を設立して、大阪府堺市を中心に毎月1~2回のサッカー教室を開催し、のべ600名以上の子どもたちがサッカーを楽しんでいます。2025年4月からは、関西医療大学の先生や学生さんと一緒にコグトレという認知トレーニングを活用しながら、子どもたちの協調性運動能力の向上プログラムにも取り組んでいます。
サッカーを通じて特性や障がいのある子どもの可能性を広げるためにクラウドファンディングでプロジェクトを2025年8月31日(日)まで実施しております。

URL: https://for-good.net/project/1002188

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/444626/LL_img_444626_1.png
クラウドファンディングに挑戦!
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/444626/LL_img_444626_2.jpg
特性や障がいのある子どもたち対象

ー2025年4月より会員登録をスタートすると3ヶ月で70名以上が登録をしてくれています。そんな会員の方々から「試合をしたい!」「もっとうまくなりたい!」というたくさんの声をいただき、技術向上や試合出場をめざす本格的なサッカーチームを10月からスタートさせることが今回のクラウドファンディングのプロジェクトになります。10月からのスタートに向けて、7月から4回の体験会を計画し、7月18日に開催した第1回体験会では20名を超える子どもたちがサッカーを楽しんでくれました。


ー10月からのチーム活動スタートに合わせて、本団体と同じような活動をしている京都府や滋賀県のチームと協力して、日本初となる特性や障がいのある子どもたち対象のサッカーリーグを関西地域でスタートする準備を進めています。


ー現在、日本障がい者サッカー連盟には、7つの障がい者サッカー団体が存在します。大阪府では、7つの団体に加盟するすべての社会人チームが活動をしています。7団体すべてのチームにお話を聞かせていただきましたが、子どもが活動できるチームは存在しませんでした。存在しないなら、どんな障がいのある子どもでも参加できるサッカーチームを自分で作ろうと立ち上げたのがTeamプレイズです。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/444626/LL_img_444626_3.jpg
7つの障がい者サッカー団体

【解決したい社会課題】
ー子どもたちには、サッカー・水泳・バスケットボール・野球などいろいろなスポーツが選択でき、チャレンジできる環境が準備されています。しかし、そんな中で特性や障がいのある子どもたちが参加できるスポーツチームはほとんどありません。「集団での活動が苦手でみんなと同じようにできない」「耳が聞こえない、体に麻痺がある」だから、サッカーができない。そんな状況の中で、サッカーというスポーツは、そもそも特性や障がいのある子どもたちの選択肢に入っていません。選ばない子どもたちがいる現状は、選ぶことができない、あきらめるしかない環境を作ってしまっている私たち大人の責任だと感じています。
特性や障がいがあっても他の子どもたちと同じように、スポーツを楽しみ、スポーツで成功や失敗を経験し、スポーツで夢を描く、そんなスポーツの魅力を最大限に生かして、すべての子どもたちの可能性を広げることが必要だと考えています。

ー少子化が進んでいる中で、支援学校や支援学級に在籍する子どもの数は増加しています。私が支援学校に勤務しているこの7年間でも、入学してくる子どもの数は、グラフが示す通り右肩上がりに増加しています。教室が足らず、一つの教室を二つに区切ったり、特別教室を日常使用する教室へ変更したりとあの手この手で受け入れている状態です。そんな支援学校の子どもたちも休憩時間にはみんなでサッカーやバスケットボールを楽しんでいます。ボールが大好き、みんなと一緒に遊ぶのが大好き、支援学校の休憩時間は、そんな子どもたちの笑顔で溢れています。

ー支援学校や支援学級に在籍する子どもたちが増えている中で、そんな子どもたちが参加できるスポーツクラブがない今の状況は、子どもたちの体験格差を生むとともに、スポーツを選択できず諦めるしかない現状を作り出し、特性や障がいのある子どもたちの可能性を奪っています。さらには、地域のスポーツクラブで活動できないことで特性や障がいのある子どもが地域の人と過ごす時間がなくなり、希薄な地域コミュニティーになってしまうことも、大きな社会課題であると考えます。


【この課題に向き合う背景】
ー本団体の活動は、代表である私の2つの経験からスタートしています。
団体の代表である私が中学校でサッカー部の顧問をしていたある日、練習試合の相手チームに支援学級に在籍する知的障がいの選手がいました。その選手は、試合途中で交代してピッチに立ちましたが、何をしたらよいかわからずピッチで動けませんでした。その選手へのチームメイトからの声かけは、こちらが苦しくなるほど厳しいものでした。その選手は5分後には交代してピッチの外でした。「この子は、せっかくサッカーを選んでくれたのに、サッカーを楽しめず辞めてしまう」と思いました。そんな子どもはたくさんいるのではないかと強く感じたことを今でも思い出します。そんな私の思いから団体設立へと動き出しました。
もう一つは、私が保育所に通っている時にさかのぼります。私と同じクラスには知的障がいと脳性麻痺の男の子がいて、おしゃべりした記憶がなく、走る時には必ず手をつないでいたことを思い出します。しかし、まだ幼かった私には、それが当たり前で、おしゃべりができないから表情をよく見ていたし、手をつないでたくさん走り、運動会も一緒に楽しんでいました。そんな経験から、特性や障がいのある人たちを理解し、共に楽しむ社会をめざすには、心と頭が柔軟な子どもの頃から一緒に過ごすことが大切だと強く感じ、サッカーというスポーツを通して、一緒に楽しむ機会を創出するために活動を続けています。

ースタッフの多くは、教員として支援学校や中学校などの教育現場で日頃から子どもたちと過ごしています。代表である私も、中学校で14年、支援学校で7年と20年以上子どもたちと学校生活を過ごしています。この20年間で、タブレットやパソコンなどICT教育が普及したり、部活動は地域展開が進んだりと時代の流れとともに子どもたちの学習環境は大きく変化しています。しかし、障がいのある子どもたちのおかれている環境は、この20年間でほとんど進展がありません。文部科学省からは「インクルーシブ教育の推進」が掲げられていますが、実際には、「地域の学校と支援学校」「通常学級と支援学級」と日常生活の中では別々に過ごすことが多く、放課後や休日になるとそれはさらに顕著になります。
そんな環境の中で特性や障がいを知ることのできない子どもたちが成長したときに、お互いに理解しあえる社会になっているのでしょうか?


そんな課題に対して、Teamプレイズは、「特性や障がいのある子どもたちの可能性を広げて、共生社会の発展に貢献する」という理念のもと、サッカーを通じて特性や障がいのある子どもたちがよりポジティブに活動できる環境を作り、その活動の中で様々な人たちと関わることができる機会を創出していきます。

Teamプレイズでの活動が子どもたちの夢となり、その夢の先には、すべての子どもがキラキラ輝く未来が待っていると確信しています。障がいの有無にかかわらず、すべての子どもの個性が認められ、必要なサポートを受けながら、安心して、自分らしく、自由に、楽しむことのできる未来が1日でも早く訪れるように歩み続けたいと思います。


【このプロジェクトで実現したいこと】
~ユニフォームを着て、プレーする喜びと感動をすべての人へ~
ーこのサッカーチーム設立のプロジェクトを通して、本団体の理念である「特性や障がいのある子どもたちの可能性を広げて、共生社会の発展に貢献する」ことに少しずつでも近づいていきたいと思っています。特性や障がいがあることで、サッカーはもとよりスポーツを諦めていた子どもたちがユニフォームを着て、ピッチに立ち、スポーツを楽しみ、スポーツで夢を描ける日常を作ります。

まさか、自分の子どもがユニフォームを着て、サッカーをするなんて想像もしていなかった保護者にとっては、ユニフォームを洗濯したり、お弁当や水筒の準備をしたり、今までにはなかった仕事が増えるかもしれません。でも、そのようにがんばっている子どもを全力で応援できる喜びと感動は、子育てを振り返ったときに何にも変え難い思い出になっているはずです。子どもたちがサッカーを一生懸命取り組める時間はそう多くはありません。だから、保護者として子どもを応援できる時間も限られています。このような限られた時間で喜びや感動を親子で分かち合える貴重な時間をTeamプレイズがサッカーを通じて提供していきたいと考えています。

このサッカーチームは、今までこの世界になかった新たな感動を生み出すことができる活動になると確信しています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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