赤沢再生相、車関税下げる大統領令「強く求めていく」 再びアポなし訪米

　８月５日、 赤沢亮正経済再生相は、訪米に先立ち記者団の質問に応じ、米政府に対し日本への自動車関税を引き下げる米大統領令を早く出すよう強く求めていくと強調した。4月に羽田空港で撮影（２０２５年　ロイター／Issei Kato）

［東京　５日　ロイター］ - 赤沢亮正経済再生相は５日、訪米に先立ち記者団の質問に応じ、米政府に対し日本への自動車関税を引き下げる米大統領令を早く出すよう強く求めていくと強調した。訪米時に面会する閣僚については明言せず、「アポなしだが閣僚と会える感触は得ている」と語った。

日米関税交渉で合意した内容が、米側が最近公表した文書に明記されていないことが日本国内で懸念されているが、「（自動車関税１５％への）引き下げは合意済みで（新たな）協議対象ではない」と説明。トランプ米大統領が世界各国に対する相互関税を最初打ち出した際に利用したパネルで数字に間違いがあったのと同様に「事務的なミス」との認識を示した。