英BP、第2四半期利益は予想上回る 資産・コスト見直しへ

英石油大手BPが5日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を大幅に上回った。写真は同社のガソリンスタンドの看板。2023年2月、リバプールで撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)
Shadia Nasralla
[ロンドン 5日 ロイター] - 英石油大手BPが5日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を大幅に上回った。
株主価値の向上に向け、事業ポートフォリオの見直しを進め、追加のコスト削減を検討する方針も示した。
同社はアクティビスト投資家のエリオットなどから収益性改善を求める圧力を受けている。
マレー・オーキンクロス最高経営責任者(CEO)氏は「資本を効果的に配分し、株主価値を最大化できるよう、事業ポートフォリオを徹底的に見直す」とし「さらなるコスト見直しも開始する」と述べた。
同社は2027年末までに23年比で40億─50億ドルのコストを削減する目標を掲げており、これまでに17億ドルの削減を達成した。
第2・四半期の調整後純利益は24億ドルと、前年同期比14%減少したが、同社がまとめたアナリスト予想の18億ドルを大きく上回った。
四半期配当は第1・四半期の8セントから8.32セントに引き上げた。自社株買いのペースも維持し、第3・四半期決算までにさらに7億5000万ドルの自社株を購入する。