イスラエル首相、治安トップと会議 ガザ全面制圧念頭か 7日に内閣招集

イスラエルのネタニヤフ首相は5日、22カ月に及ぶパレスチナ自治区ガザにおける戦闘の新たな戦略を最終決定するため、治安当局の高官らと会談した。援助物資を求めてトラックによじ登るパレスチナの人々。ガザ南部ハンユニスで4日撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
[テルアビブ/カイロ 5日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は5日、22カ月に及ぶパレスチナ自治区ガザにおける戦闘の新たな戦略を最終決定するため、治安当局の高官らと会談した。ネタニヤフ首相はガザ全面制圧を検討していると報じられている。国内メディアによると、7日に内閣が招集される見通し。
首相官邸は声明で、この日の会談は約3時間にわたる「限定的な安全保障協議」で、イスラエル軍のザミール参謀総長が「ガザにおける作戦継続の選択肢を提示した」と明らかにした。
会談に先立ち、イスラエル当局者はロイターに対し、カッツ国防相やダーマー戦略問題相も会談に出席し、今週閣議に提出する戦略を決定する見通しと述べていた。