Picture Power

【写真特集】癌を生き延び、コロナ禍で出産する

HAVING A BABY AFTER CANCER

Photographs by ALYONA KOCHETKOVA

2022年02月22日(火)17時00分

ppcancer11.jpg

全部で8つ残った手術痕の一部。癌は体だけでなく精神や人格にも影響を及ぼす。トラウマを抱える癌サバイバーも少なくない。私には幸いにも家族のサポートがあり大いに勇気づけられたが、家族を頼れない患者への助けも不可欠だ

ppcancer12.jpg

出産3週間前に1人で散歩。人生の転換期にいるのを実感していた頃で、恐れよりも希望が上回っていた

ppcancer13.jpg

生まれたばかりの息子と病室で。妊娠は時として不快な思いもするが、私にとって新鮮な体験だった。医療の助けはもちろん、希望と忍耐を併せ持てば、癌サバイバーたちにも子供を持つチャンスは大いにあるはずだ

ppcancer14.jpg

地上から私と息子のいる病室を見つめる夫。妊娠・出産はとても刺激的だった。かけがえのない突然の贈り物のようで、ほとんどスピリチュアルな経験と言ってもいいぐらいだ

Photographs by Alyona Kochetkova

撮影:アリョーナ・コチェトコワ
1988年、ロシア南西部カルーガ生まれ。大学で経済を学んだ後に写真家となる。人と故郷の関係性をテーマに、その土地の伝統と現在の在り方が、人々の精神的、物質的文化、日常生活、世界観に与える影響を探る作品を制作している。カルーガの子供向けアートスクールの教師でもある

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU・メルコスル貿易協定、ルラ氏が年内締結に期待 

ワールド

トルコのインフレ率、27年には1桁へ低下 経済ロー

ビジネス

銀行・信金の貸出平残、8月は前年比+3.6% 為替

ビジネス

経常収支、7月は2兆6843億円の黒字 予想下回る
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給与は「最低賃金の3分の1」以下、未払いも
  • 3
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接近する「超巨大生物」の姿に恐怖と驚きの声「手を仕舞って!」
  • 4
    ロシア航空戦力の脆弱性が浮き彫りに...ウクライナ軍…
  • 5
    金価格が過去最高を更新、「異例の急騰」招いた要因…
  • 6
    コスプレを生んだ日本と海外の文化相互作用
  • 7
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 8
    今なぜ「腹斜筋」なのか?...ブルース・リーのような…
  • 9
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 10
    「日本語のクチコミは信じるな」...豪ワーホリ「悪徳…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 5
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 6
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 7
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 8
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 9
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 10
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story