<アメリカ全州で同性婚が合法になった2015年以降、多くのゲイカップルが史上初めて父権を手にした>

2015年にアメリカの全ての州で同性婚が合法になると、ゲイコミュニティーの間で歴史的なベビーブームが起きた。自身もゲイであるフォトグラファーのバート・ヘイネンは、子供を持つ夢をかなえたアメリカのゲイカップルを追い、写真集『DADS』に家族の肖像を収めた。

それぞれ多様な背景を持つカップルだが、共通することは彼らが皆ゲイであり、そして子供がいるということだ。養子縁組や、卵子提供を受けての代理母出産など手段は違えども、ゲイの歴史において初めて父権を手にした先駆者として今を生きている。

この作品は、そうした家族の日常生活に光を当てながら、同性愛者と非同性愛者の間に交差するユニークな違いと共通点を浮かび上がらせた。ページをめくるたびに、どの家族もそれぞれ、背丈も皮膚の色も体格も違うことを思い起こさせる。

ゲイを公言している著名な俳優で映画プロデューサーでもあるハーベイ・ファイアスタインはこう語る。「愛や献身や家族は、異性間だけの経験でも言葉でもない。それらは人間としての言葉であり、全ての人に属する」

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ツエマ(左)とパブロが授かった、この日の朝に生まれた新生児
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州によっては2017年まで同性婚者の養子縁組が禁じられていたこともあり、エリオット(左から2人目)とマシュー(右端)は体外受精の可能性を探ったが、卵子の提供者や代理母出産の引き受け手探しが悩みだった。卵子ドナーのウェブサイトも見たが、ネットで卵子を売買することに抵抗を覚えた。そこへ意外な提供者が現れた。エリオットの実妹(中央)だ。さらに当時60歳だったマシューの母親シール(左端)が代理母を申し出た。2人の男性の夢をサポートした肉親の女性たちによる出産の物語── 。これも生命の起源の1つだ
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ニューヨークのブルックリンで近所の人と話すグレン(左端)と家族
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ハリソン(左)とクリストファー(中央)は実親と養親が連絡を取り合う「オープン養子縁組」を選択
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