Picture Power

【写真特集】光のあふれる美しい家と、愛すべき犬と

MODERN DOGS AT HOME

Photographs by NANCY BARON

2020年09月12日(土)17時10分

<Charlie、犬種:スタンダード・パーティー・プードル、建築家:ウィリアム・ラッセル、1963年>「4本足の家族がいない家は『ホーム』とは言えない。いつもパラダイスで暮らしていたい」

<カリフォルニアの高級住宅街パームスプリングスでは、住人たちにとって犬は欠かせない家族の一員>

犬は、いかなるときも私たちを支え、癒やし、無償の愛を与えてくれる。コロナ禍により自宅での時間が増えた現在では、人類最良の友の存在はますます重要になっている。

米カリフォルニア州のリゾート地パームスプリングスは、第2次大戦後に花開いたミッドセンチュリーデザインを基調とした建築物が立ち並ぶ高級住宅街でもある。豊かで美しく、平穏だった時代のライフスタイルを楽しむ住人たちにとっても、犬は欠かせない家族の一員となっている。

写真家のナンシー・バロンは長年、この町を生活拠点の1つとし、住人として町の魅力をカメラに収めてきた。その集大成として、今月末に写真集『パームスプリングス:モダン・ドッグス・アット・ホーム』が発売される。

そこに映し出されるのは、開放感な空間と洗練されたインテリアを備えた家々。そして、もう1つの主役であるペットの犬たちだ。写真に添えられた飼い主たちの言葉からも分かるように、周囲のデザインと完璧に調和した犬たちは、住人の完璧主義的なライフスタイルへのこだわりとともに、彼らの生活に与えられたぬくもりを感じさせる。

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<Jimmy、犬種:ジャック・ラッセル・テリアとシーズーのミックス、建築家:ドナルド・ウェクスラー、1960年>「ジミーがいると自然と笑顔になれる。ストレスを感じた日でも、ジミーは私たちを落ち着かせてくれる。そこにいるだけで、毎日の生活に大きな喜びを与えてくれる」


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<Lillian(左)、Rena、犬種:オーストラリアン・キャトル・ドッグ(左)、ラブラドール・レトリバー、建築家:ジャック・マイゼルマン、1957年、車:1963年型 シボレー・コルベア・モンザ>「2匹は私たちにとって、とても大きな存在。それに2匹が車から顔を出したり寝そべっているだけで、通りすがりの人たちも笑顔になる」


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<Ella、犬種:イングリッシュ・シェパード、建築家:ドナルド・ウェクスラー/リチャード・ハリソン、1959年>「明るくモダンな家を、より温かく刺激的にしてくれる。Ellaの静かなエネルギーは、ロサンゼルスの喧騒を離れたパームスプリングスの雰囲気に完璧にマッチしていると思う」


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<Winston、Peanut(机の下)、犬種:スムース・フォックス・テリア、ボーダー・テリア(机の下)、建築家:ドナルド・ウェクスラー、1965年>「これまで常に室内で2匹の犬を飼ってきた。彼らが一緒に遊ぶ姿を眺めたり、それぞれ違う性格をしているのを見つけたりするのが楽しい。いつも愛らしく、忠実でいてくれる」

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