和田アキ子主演、低予算でご都合主義なのに『裸足のブルージン』はなぜ面白かったのか?
ちなみに山本と殴り合い寸前になるボクサーは、実際にフェザー級世界チャンピオンだった西城正三だ。このシーンがとてもスリリングだったことは覚えている。青酸カリのシーンも印象に残っている。普通に考えれば、仮に会長殺害に成功したとしても犯行はすぐにばれる。完全犯罪だなどと思うほうがおかしい。
つまりストーリーはご都合主義。でも面白い。理由はよく分からない。だから確かめたい。
......今回は中身のない論考になってしまった。申し訳ない。可能なら再見したい。そして確かめたい。なぜ面白かったのか。あるいは僕の思い込みか誤読か記憶の編纂なのか。
でも仮にそうであっても、(もう1回書くが)それも含めての映画体験なのだ。
<本誌2022年3月15日号掲載>
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