コラム

「吐き気がした...」性被害から子供たちを守る、「セックスワーカー保護」で成果を上げる英国の試み

2025年05月08日(木)17時57分

虐待から逃げた少女は薬物や年上の男との性行為に溺れた

ローズさんは「彼女たちのほとんどは幼い頃に性的搾取を経験している。13歳の時に家庭の虐待から逃げ出した女性は薬物や年上の男との性行為に溺れ、搾取された。他にも殴打されたり、襲われたり、閉じ込められたり、性的虐待を受けたりしたという話は珍しくない」という。

「悲しいことだが、セックスワーカーたちの中には本当に恐ろしい経験をした人たちがいてトラウマの悪循環に陥り、薬物を使ってそれを麻痺させる。これは本当に最悪だ。彼女たちはひどく人間性を奪われてしまう」(ローズさん)

「ナイトライト」は発足以来、多くの子どもたちを保護し、危険な人物を特定してきた。BBCによると、昨年だけでも、街頭のセックスワーカーと124回面談。彼女たちは危険な男に関する情報65件、搾取の危険にさらされている子どもの情報約20件を提供したという。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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