窮地に追い込まれた旧統一教会、韓国での実態は日本とこれだけ違う
出頭する旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(25年9月) KIM HONG-JIーREUTERS
<日本とともに、韓国の旧統一教会が窮地に追い込まれている。ただし、一見同じように見える日韓のこの団体をめぐる状況は実は大きく違っている。どこが違うのか>
韓国における世界平和統一家庭連合(旧統一教会、韓国での略称は統一教)をめぐる議論が混乱している。発端となったのは、李在明(イ・ジェミョン)大統領による解散命令を念頭に置いた指示だった。12月2日の閣議にて「政教分離という非常に重要な原則を破って宗教団体が組織的に政治に介入した事例がある」と指摘した李は「日本では解散命令が出ているので検討してほしい」と訓令した。ちなみに統一教は韓国では依然、かつてと同じ法人格を有している。
とはいえ、一見同じように見える日韓のこの団体をめぐる状況は実は大きく違っている。第一は主たる問題の所在である。日本で問題とされたのは、同団体への信者の過剰な献金であり、それによる生活の破綻だった。他方、韓国で問題になっているのは信者の負担ではなく、この団体の政治的影響力である。とりわけ注目されているのは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の夫人である金建希(キム・ゴンヒ)に対する統一教による巨額贈賄疑惑と、尹政権時の与党であった「国民の力」に信者が大量に入党した問題である。すなわち、統一教がカネと信者の数により、韓国政治に影響を与えようとしたことが「政教分離」の原則に反している、とされている。
窮地に追い込まれた旧統一教会、韓国での実態は日本とこれだけ違う 2025.12.25
首相退陣目前の「石破談話」は、「河野談話」の二の舞になりかねない 2025.09.17
李在明外交に潜む「同盟派」vs「自主派」の路線対立とは? 2025.07.16
韓国大統領選の詳細分析:李在明は本当に「圧勝」だったのか? 2025.06.21
「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分裂・大迷走した根本的理由 2025.05.12
韓国が「よく分からない国」になった理由...ダイナミックで不安定、現状変更が好き 2025.05.07
金沢の「尹奉吉記念館」問題を考える 2025.04.16
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系案件担当/SNSマーケティングのコミュニケーションプランナー/東/英語力を活かせる仕事
トランス・コスモス株式会社
- 東京都
- 年収360万円~620万円
- 正社員
-
DDGC/グローバルアカウントプランナー/外資ラグジュアリーブランド担当/オンオフ統合領域/時短OK/英語力を活かせる仕事
株式会社電通デジタル
- 東京都
- 年収400万円~1,000万円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員






