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【銘柄】なぜ?「サイゼリヤ」の株価が上場来高値...好決算と円高転換が示す新たな成長要因

2026年01月31日(土)08時35分
山下耕太郎(トレーダー、金融ライター)
サイゼリヤ

好決算と円高シフトでサイゼリヤの株価は次のステージへ J_News_photo - stock.adobe.com

<株価が上場来高値をつけて話題となっているサイゼリヤ。大きな要因は好決算だが、そこにはファンダメンタルズの確固たる裏付けがあった。今後は円高メリット銘柄としての本領を発揮するか>

2026年1月中旬、外食業界に大きなニュースが流れました。イタリアンファミリーレストラン大手のサイゼリヤ<7581>の株価が急伸し、上場来高値を更新したのです。長期化した原材料高や円安という厳しい環境下でも、徹底した低価格戦略とコスト構造改革により最高益を達成しました。

さらに、足元で観測され始めた為替市場の円高転換は、輸入比率の高いサイゼリヤにとって強力な追い風となる可能性を秘めています。最新の決算内容と市場環境の変化から、サイゼリヤの株価動向と円高メリット銘柄としてのポテンシャルを考えます。

市場予想を上回る好決算が株価急騰のトリガーに

サイゼリヤの株価急騰の直接的なきっかけとなったのは、1月14日に発表された今期(2026年8月期)第1四半期(2025年9~11月)の連結決算です。売上高は前年同期比14.7%増の702億8500万円、営業利益は同18.9%増の46億6000万円で、純利益も16.4%増の30億9100万円という好成績を収めました。

特筆すべきは、この数字が市場コンセンサス(事前の市場予想の平均)を上回ったことです。市場関係者の間では営業利益の予想平均は45億円程度でしたが、実際の着地はそれを上回る水準で、同期間としては最高益となりました。

これを受け、翌15日の株式市場では買い注文が殺到し、株価は一時、前日比730円(12.16%)高の6,730円まで上昇。株式分割を考慮した実質的な上場来高値をつけました。

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この好業績を牽引したのは、国内事業の驚異的な回復です。エリア別セグメント情報を見ると、日本国内の売上高は18.9%増の469億円、営業利益は前年同期比184.7%増(約2.8倍)の14億5800万円を記録しました。

物価高で消費者の節約志向が強まる中、値上げを極力抑えた同社の低価格メニューが改めて支持を集め、特にランチとディナーの間のアイドルタイムにおける若年層の客数増加が売上増に寄与しました。

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