コラム

イングランドサッカー界で高貴なる「二重姓」選手が多発する理由は?

2026年01月29日(木)17時33分

その後は、一見したところ世間のバランスと比べても不釣り合いな多さで二重姓サッカー選手が誕生している。彼らが貴族の家系出身でないことは分かっている。

では、二重姓の人々が特にサッカーの才能にたけているのだろうか? あるいは、サッカーに優れた人は二重姓に変えることになっているのか? それとも、監督が無意識に二重姓の選手を優遇し、普通の姓の選手よりも高い確率でのし上がってきているとか?


どうやらこれにはより広い社会的背景がありそうだ。結婚に際して姓を二重にするカップルが増えており、これを子供たちも受け継ぐ。離婚・再婚する人も増え、そのせいで養親の姓が追加される場合もある。

イギリスでは以前からミドルネームを持つ習慣があり、ミドルネームが2つある人も多い(例えば父母双方の祖父の名前をもらうとか)。そして今や(サッカー選手はトレンドセッターなので)一般人にも二重姓が増えるかもしれない。これはさすがにちょっと大仰すぎるのでは?

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プロフィール

コリン・ジョイス

フリージャーナリスト。1970年、イギリス生まれ。92年に来日し、神戸と東京で暮らす。ニューズウィーク日本版記者、英デイリー・テレグラフ紙東京支局長を経て、フリーに。日本、ニューヨークでの滞在を経て2010年、16年ぶりに故郷イングランドに帰国。フリーランスのジャーナリストとしてイングランドのエセックスを拠点に活動する。ビールとサッカーをこよなく愛す。著書に『「ニッポン社会」入門――英国人記者の抱腹レポート』(NHK生活人新書)、『新「ニッポン社会」入門--英国人、日本で再び発見する』(三賢社)、『マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉』(NHK出版新書)、『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』(三賢社)など。

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