コラム

「私の娘はペットじゃない」犬と接するように孫に話しかける義母にイライラ

2021年06月24日(木)15時30分

Photo illustration by Slate. Photos by Daisy-Daisy/iStock/Getty Images Plus and MrPants/iStock/Getty Images Plus.

<継母の犬への深い愛情も、彼女に悪意がないことも分かっています。でも、娘と話すときは犬にしゃべりかけるようにしてほしくないんです──私は気にし過ぎですか?>

Q:私の継母(実母は10年以上前に他界しました)は、自分の成人した子供たちが飼っている犬を溺愛しています。それは全く構わないのですが、3歳になる私の娘が生まれてから、犬と娘をしばしば比べるようになったのが気になります。例えば、娘がクッキーをもらおうとしてジャンプをすれば、「あら! まるで○○(犬の名前)みたい!」と言うのです。私は笑って受け流していますが、夫は少しいら立っています。

前回両親を訪ねたとき、私の注意に素直に従って、いけない遊びをやめた娘を見た継母は「いい子ね、××(娘の名前)」と、子犬にしか向けないような声色で褒めました。そしてわざわざ私のほうを見て、「こうやって○○にも声をかけるのよ」とまで言うのです。私はこう返しました。「そうですね。でも私は娘にそんな言い方はしません。『(やめてくれて)ありがとう』と言うだけでは駄目ですか?」

この一件はそれで済んだのですが、私も継母もイラつきました。私が気にし過ぎでしょうか? 気にし過ぎでないとしたら、どんな振る舞いがいいでしょう? 継母の犬への深い愛情も、彼女に悪意がないことも分かっています。でも誰であれ、娘と話すときは犬にしゃべりかけるようにしてほしくないとも思います。犬と人ではコミュニケーションの形が違う、と言っても犬への侮辱にはならないと思うのですが......。

── ヒトの子の親

プロフィール

スレート誌人生相談員

育児や家庭生活から人間関係、セックスまで、誰にも言えないあらゆる悩みに米作家やライターが答えます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ノーベル平和賞マチャド氏、授賞式間に合わず 「自由

ワールド

ベネズエラ沖の麻薬船攻撃、米国民の約半数が反対=世

ワールド

韓国大統領、宗教団体と政治家の関係巡り調査指示

ビジネス

エアバス、受注数で6年ぶりボーイング下回る可能性=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア空軍の専門家。NATO軍のプロフェッショナルな対応と大違い
  • 3
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキング」でトップ5に入ったのはどこ?
  • 4
    トランプの面目丸つぶれ...タイ・カンボジアで戦線拡…
  • 5
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「…
  • 6
    死者は900人超、被災者は数百万人...アジア各地を襲…
  • 7
    「韓国のアマゾン」クーパン、国民の6割相当の大規模情…
  • 8
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 9
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 10
    イギリスは「監視」、日本は「記録」...防犯カメラの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 7
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story