中国、ロシア産原油輸入が2年ぶり高水準 インド減少で
Siyi Liu Chen Aizhu
[シンガポール/モスクワ 19日 ロイター] - 中国は今月に入ってからロシア産ウラル原油の輸入を増やしており、輸入ペースは2023年以来の高水準になっていることが貿易筋と船舶輸送データで明らかになった。価格もイラン産原油を下回っている。
ロシア産原油の最大の買い手であるインドが、西側諸国の制裁強化により輸入を大幅に削減したことが背景にある。
海事データ分析会社ケプラーによると、中国のウラル原油輸入量は今月これまでに日量40万5000バレルと、2023年6月以来の高水準となった。ロシアからの海上輸入量は合計で日量140万バレル近くに達した。
エネルギー情報分析会社ボルテクサによると、中国の海上輸送によるロシア産原油輸入量は昨年12月に日量150万バレルを超え、1─11月の日量約120万バレルから急増した。
一方、インドでは昨年12月のウラル原油輸入量が日量92万9000バレルと、22年12月以来の最低水準となったことが、ケプラーのデータで示された。24年の平均輸入量は日量136万バレル、25年は日量127万バレルだった。
中国東部・山東省の独立系精製業者は価格下落を受けてロシア産原油の購入を増やした。
中国の貿易筋によると、25年後半に中国へ引き渡されたウラル原油は、インド向けから山東省向けに振り替えられて以降、北海ブレント先物との価格差が拡大した。最大で北海ブレントを12ドル下回った。
同時期のイラン産ライト原油は、北海ブレントを8ドル下回る水準で、ウラル原油の方が安かった。
トレーダーやアナリストによると、こうした状況がイラン産原油の販売に圧力をかけている。現在、ウラル原油とイラン産ライト原油の提示価格は3月到着分について同水準で、いずれも北海ブレントを約10ドル下回っている。
一方、中国が主に輸入しているロシア産エスポ(ESPO)ブレンドは北海ブレントを7─8ドル下回っている。昨年12月初旬は価格差が5─6ドルで、9月は北海ブレントを上回っていた。
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