トランプ氏のエヌビディアAI半導体対中輸出承認、議員と元当局者が批判
写真はエヌビディアのロゴ。2023年3月に撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Alexandra Alper
[ワシントン 14日 ロイター] - 米国の議員と元当局者は14日、米半導体大手エヌビディアの2番目に強力な人工知能(AI)向け半導体「H200」の中国向け輸出をトランプ米大統領が13日承認したことを相次いで批判した。この動きは米国のAIでの優位性を損ない、中国の軍事力を強化する恐れがあると反発する声が出ている。
第1次トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマット・ポッティンジャー氏は議会公聴会で、トランプ政権がAIで「誤った方向」に進んでおり、H200の中国輸出承認は「核兵器からサイバー戦争、自律型ドローン、生物兵器と情報、影響力の工作に至るあらゆる分野で、中国の軍事分野の発展を加速させる」と警告。その上で「この過ちを繰り返さないよう議会は規制を設ける必要がある」と訴えた。
マイケル・マッコール下院議員(共和党)は、H200を名指しせずに「軍事級のAI技術を中国に売り渡してはならない」とし、「中国は米国から膨大な知的財産を盗んでいるが、わが国が自ら売り渡す必要はない」との見解を示した。
一方、ゲイブ・アモ下院議員(民主党)は「トランプ氏はまるで戦いの最中に敵に対してわが国の座標を渡しているようだ」と非難。トランプ氏が「なぜわが国の優位性を放棄するのか」と疑問を投げかけた。
輸出管理を監督するホワイトハウスと米商務省は、コメント要請に即座に応じなかった。首都ワシントンの駐米中国大使館、エヌビディアもコメント要請に直ちには応じなかった。
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