スマトラ島洪水、活動正常化には数カ月=プラボウォ大統領
インドネシアのプラボウォ大統領は15日、1000人以上が死亡したスマトラ島の洪水被災地域の活動が今後2─3カ月で正常化する可能性があると述べた。写真は3日、西スマトラ州アガム県で撮影(2025年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシアのプラボウォ大統領は15日、1000人以上が死亡したスマトラ島の洪水被災地域の活動が今後2─3カ月で正常化する可能性があると述べた。
11月末にスマトラ島を襲ったサイクロンによる洪水と地滑りでは、家屋が倒壊し、人々が避難を余儀なくされた。15日時点の死者は1030人、このほか206人がなお行方不明となっている。タイ南部とマレーシアでも約200人が死亡した。
プラボウォ氏は閣議で、被災した3州では既に復興作業が進んでいると述べた上で、当局が数日以内に作業を完了するのは現実的に不可能なことから、既に謝罪したと説明した。
「私にはモーセの杖はない。3─5日でこれを終わらせることはできない。活動はおそらく2─3カ月後に正常に戻るだろう」と述べた。
さらに、当局は避難民のため近く数百戸の仮設住宅を建設すると明らかにした。





