ボルソナロ氏の刑期短縮法案に反対、ブラジル各地で抗議デモ
ブラジルの主要都市で14日、クーデターを企てた罪で服役しているボルソナロ前大統領とその支持者らの刑期を短縮する動きに反対する抗議活動が行われ、数千人が参加した。写真はブラジリアで14日撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)
Manuela Andreoni
[サンパウロ 14日 ロイター] - ブラジルの主要都市で14日、クーデターを企てた罪で服役しているボルソナロ前大統領とその支持者らの刑期を短縮する動きに反対する抗議活動が行われ、数千人が参加した。
下院は10日、ボルソナロ氏の刑期を大幅に短縮する法案を賛成291、反対148で可決。ただ、上院と最高裁の抵抗が予想されるほか、ルラ大統領が拒否権を発動する可能性が高い。
14日の抗議活動は先月のボルソナロ氏の刑期開始以来初の大規模デモで、呼びかけた社会団体、芸術家、政党は議員らの動きを非難した。
ボルソナロ氏は9月に27年の禁錮刑を言い渡された。支持者らも同氏の大統領選敗北後に政府庁舎に押し入った罪で有罪となった。
サンパウロ大学の研究者らによると、最大都市サンパウロには約1万5000人が集まったが、9月に行われた同様の抗議活動よりは小規模だった。





