香港中銀が0.25%利下げ、米FRBに追随
12月11日、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は、政策金利の基準金利を0.25%引き下げ4.0%とすることを決めた。写真は香港のHKMA前で2015年11月撮影(2025年 ロイター/Bobby Yip)
[香港 11日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は11日、政策金利の基準金利を0.25%引き下げ4.0%とすることを決めた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げに追随した。
HKMAの利下げは10月に続き今年3度目。
余偉文総裁は記者会見で、「利下げは常に経済と住宅市場にプラスの影響を与える」とする一方、「今後の利下げペースはなお極めて不透明で、香港の金利環境に影響を与える可能性がある」と指摘。金融判断の際には金利リスクを慎重に管理するよう市民に促した。
その上で、香港の金融市場は引き続き秩序ある運営を続けていると述べた。
FRBは10日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%ポイント引き下げたが、1月の会合では緩和サイクルを一時停止する可能性が高いと示唆した。
香港ドルは1米ドル=7.75─7.85香港ドルの狭い範囲で固定されており、金融政策は米国と連動している。





