ゼレンスキー氏「中ロが協力強化の措置」、軍事産業分野など
12月10日、ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)はロシアと中国が協力強化の措置を取っているとの見方を示した。写真は2024年8月、キーウで撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシアと中国が協力強化の措置を取っているとの見方を示した。対外情報機関トップの報告を受けて明らかにした。
ゼレンスキー氏によると、これらの措置はロシアが自国の主権の一部側面を中国に譲るという方向転換を伴うという。
同氏は「中国が軍事産業分野を含め、ロシアとの協力を強化する措置を取っていることをわれわれは認識している」とXに投稿。「パートナー国の情報機関も同様の情報を得ている」とした。
また同日夜のビデオ演説で、報告はロシア経済の状況に焦点を当てたものだったとした上で、ロシアの「中国に対する依存度の高まり」が明らかになったと指摘。
「ロシアの歴史上、中国や他の強国にこれほどまでに主権を譲り渡した人物はいない」とし、「戦争終結を回避するためだけにプーチンが払っている犠牲は驚くべきだ。しかし、世界にはまだこの戦争を終わらせ、ロシアにそうさせるだけの力がある」と述べた。





