タイ・カンボジア紛争、トランプ氏が停戦復活へ電話すると表明
写真はカンボジアの避難民キャンプ。12月10日、カンボジアのシェムリアップ州スレイ・スナムで撮影。REUTERS/Kim Hong-Ji
Panu Wongcha-um Orathai Sriring Panarat Thepgumpanat
[バンコク/プノンペン 10日 ロイター] - タイとカンボジアは10日、国境地帯の攻撃で民間人を標的にしたとして互いを非難した。一方、トランプ米大統領は戦闘を止め、7月に仲介した停戦を復活させるために電話をかけると表明した。
カンボジアのマネット首相の上級顧問を務めるスオス・ヤラ氏は9日、激化する国境紛争の終結に向け、タイとの二国間協議を即時開始する用意があるとの考えを示した。
こうした中、トランプ氏は9日にペンシルベニア州で開いた集会で、パキスタンとインド、イスラエルとイランの戦争などを止める手助けを自身がしたと主張した上で、「カンボジアとタイのもきょう始まった。私があした電話をかけなければならなくなるだろう。電話をかけて非常に力のある2つの国の戦争を止めると、他に誰が言えるだろうか」と語った。
カンボジア政府報道官はトランプ氏が再び仲介する見通しについて尋ねられると、政府の立場は変わらず、平和のみを望んでいると述べた。
タイ政府の報道官は、首相は国会におり、トランプ氏と電話したかどうかは分からないと述べた。





