米政権、自動車燃費規制の大幅緩和を3日発表へ＝関係筋

ホワイトハウス前で11月2日撮影。REUTERS/Kent Nishimura

David Shepardson

[ワシントン ２日 ロイター] - トランプ米政権はバイデン前大統領が昨年強化した自動車の燃費規制を大幅に緩和する計画を明らかにすると、関係筋が明らかにした。メーカーのガソリン車販売を支援する新たな取り組みとなる。

運輸省道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）は、２０２２年─３１年モデルの燃費要件を大幅に引き下げる見込み。トランプ大統領がホワイトハウスで３日に開催されるイベントで計画を発表し、米３大自動車メーカーの幹部も同席するという。

トランプ氏は先に、燃費規制を巡るメーカーへの罰則を廃止する法案に署名し、ＮＨＴＳＡは２２年以降のモデルに罰金は科されないと述べていた。

ホワイトハウスとＮＨＴＳＡからはコメントを得られていない。

運輸省は６月、前政権が電気自動車（ＥＶ）の生産台数を多く見積もって燃費基準規則を制定したのは権限を逸脱していたとし、規制を緩和する方針を示していた。