韓国製造業PMI、11月は2カ月連続50割れ 需要低迷で
12月1日 S&Pグローバルが1日発表した韓国の11月製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4と前月から横ばいで、拡大と縮小の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。写真は2016年3月、ソウルで撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した韓国の11月製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4と前月から横ばいで、拡大と縮小の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。需要がなお低迷しているものの、米国との貿易協定の成立で、製造業部門の景況感はやや改善した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バティ氏は「生産量・新規受注がともに2カ月連続で減少した。国内経済の弱さに関税と価格変動の影響が重なったことを示する証拠がある」と述べた。
新規受注はこうした影響で減少したが、ペースは10月より鈍化した。
米国と日本の需要低迷が、インド、ベトナム、インドネシアといった他のアジア諸国からの受注増によって相殺され、新規輸出受注の減少は小幅にとどまった。
韓国は11月、関税引き下げを目的とした米国との貿易協定を締結し、不確実性が軽減された。





