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原油先物続落、供給過剰見通しや米中貿易摩擦巡る懸念で

2025年10月15日(水)10時48分

アジア時間序盤の原油先物は、国際エネルギー機関(IEA)による供給過剰予想や米中貿易摩擦を巡る懸念を背景に続落した。ロシアのタタルスタン共和国で撮影(2025年 ロイター)

Sam Li Jeslyn Lerh

[15日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は、国際エネルギー機関(IEA)による供給過剰予想や米中貿易摩擦を巡る懸念を背景に続落した。

0021GMT(日本時間午前9時21分)時点で、北海ブレント先物は0.12ドル(0.19%)安の1バレル=62.27ドル、米WTI先物 は0.10ドル(0.17%)安の58.60ドル。いずれも前日は5カ月ぶりの安値で終了した。

IEAは14日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどで構成するOPECプラスや他の産油国が生産を拡大する一方、需要は低迷する中、世界の石油市場は来年に最大で日量400万バレルの供給過剰になる可能性があるとの見方を示した。

米中が相互の船舶に対し追加港湾料の賦課を開始したほか、中国が韓国の造船会社ハンファ・オーシャンの米国関連子会社5社に対する制裁を発表したことも需要見通しの重しとなっている。

ロイター
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