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前政権崩壊後初のシリア議会選、女性と宗教的少数派の比率低く

2025年10月07日(火)14時48分

 10月7日 シリアの選挙管理委員会は6日、昨年12月のアサド政権崩壊後初の人民議会(国会)選挙の暫定的な開票結果を発表し、女性や宗教的少数派からの選出が少なかったことが分かった。写真は5日、シリア北部のアレッポで撮影(2025年 ロイター/Mahmoud Hassano)

[ダマスカス 6日 ロイター] - シリアの選挙管理委員会は6日、昨年12月のアサド政権崩壊後初の人民議会(国会)選挙の暫定的な開票結果を発表し、女性や宗教的少数派からの選出が少なかったことが分かった。

選挙は5日に間接投票で行われ、6000人の選挙人が票を投じた。選管は定数210のうち119人の議員が選出されたと明らかにしたが、各候補の得票数は発表しなかった。残りの議員はシャラア暫定大統領が指名する。

選挙監視団が検証したロイターの集計によると、女性は6人にとどまった。クルド人、キリスト教徒、アサド前大統領が属していたアラウィ派を含む宗教・民族的少数派は計10議席だった。

監視団の1人は、イスラム教スンニ派が圧倒的に多く、性別では男性が多いと述べた。

当局は、内戦で数十万人の国民が死亡し、数百万人が避難した結果、信頼できる人口統計が不足しているため、普通選挙ではなく間接選挙方式を採用したと説明。

選管の広報担当は、女性やキリスト教徒の選出議員が少なかったことに触れ、シャラア暫定大統領が残る議員の指名で問題解消に取り組むだろうと述べた。

ロイター
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