ロ、ウクライナに無人機・ミサイル攻撃 ポーランド機が緊急発進

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドは、ロシアがウクライナへの空爆を開始したことを受け、5日早朝に航空機をスクランブル(緊急発進)させ、領空の安全を確保したと発表した。ウクライナ当局によると、ポーランド国境に近いリビウ州にミサイルやドローン(無人機)が降り注いだ。写真は地下駐車場に避難する人々。リビウで同日撮影(2025年 ロイター/Roman Baluk)
Andriy Perun
[リビウ(ウクライナ) 5日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドは、ロシアがウクライナへの空爆を開始したことを受け、5日早朝に航空機をスクランブル(緊急発進)させ、領空の安全を確保したと発表した。
ウクライナ当局によると、ポーランド国境に近いリビウ州にミサイルやドローン(無人機)が降り注いだ。
ポーランドの作戦司令部はXに「ポーランドと同盟相手の航空機はわが国の領空で活動しており、地上防空・レーダー偵察システムは最高の準備態勢を整えている」と投稿した。
ポーランドとの国境から約70キロ離れたウクライナ西部のリビウ市当局によると、同市の防空システムはまずドローン、次にミサイル攻撃に対処。午前7時30分(日本時間午後1時30分)現在、市内の一部は停電し、公共交通機関はまだ運行を開始しておらず、「通りに出るのは危険だ」としている。
また、ウクライナ南東部ザポリージャ州の州都ザポリージャ市が4日深夜に攻撃され、1人が死亡、9人が負傷。州知事が明らかにした。停電も発生しているという。
ロシア側からコメントは出ていない。