中国「国慶節」初日、鉄道利用が過去最高 消費押し上げに期待

10月2日、中国国営中央テレビ(CCTV)は、大型連休「国慶節」の初日となった1日の鉄道利用者数が、前年比約8%増の延べ2313万人に達し、過去最高を記録したと報じた。写真は、中国・上海の虹橋駅で列車に乗るためにホームを歩く人々。1月撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)
[北京 2日 ロイター] - 中国国営中央テレビ(CCTV)は2日、大型連休「国慶節」の初日となった1日の鉄道利用者数が、前年比約8%増の延べ2313万人に達し、過去最高を更新したと報じた。2024年10月1日に記録した2145万人がこれまでの最高だった。
報道によると、2日の鉄道利用者は1900万人を超える見込み。長江デルタ鉄道だけでも400万人の乗客が見込まれ、前年比10%以上増加するとみられる。文化観光省は連休後の9日以降に全体のデータを発表する。
国営通信新華社によると、交通運輸省は連休期間中に延べ約23億6000万人が移動すると見込んでいる。1人当たり平均は2億9500万人で、前年比3.2%増となる。
今年は中秋節と合わせて例年より1日長い8日間の連休となり、当局は景気減速の中、国内消費の押し上げを期待している。
国慶節の連休は伝統的に旅行シーズンの最繁忙期の一つで、トリップ・ドット・コムによると、今年は近年で旅行者が最も多くなると予想している。