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米上院、つなぎ予算案また否決 政権「レイオフ差し迫る」と警告

2025年10月02日(木)03時42分

米上院は1日、共和党が提示する11月21日までの資金を手当てするつなぎ予算案と、医療費削減の撤回をつなぎ予算に盛り込んだ民主党案の採決を改めて実施したが、ともに否決された。写真はバンス副大統領とホワイトハウスのレビット報道官。同日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米上院は1日、共和党が提示する11月21日までの資金を手当てするつなぎ予算案と、医療費削減の撤回をつなぎ予算に盛り込んだ民主党案の採決を改めて実施したが、ともに否決された。党派間の分裂は深まる様相を呈しており、予算成立のめどは立っていない。

米国では同日、連邦予算が失効し、連邦政府機関の一部閉鎖が始まった。連邦政府職員75万人が一時帰休となる可能性がある。

バンス副大統領は記者団に対し、ホワイトハウスは連邦政府職員の一時解雇や帰休の可能性について最終決定を下していないとしつつも、閉鎖が続けば、レイオフ(一時解雇)に発展する可能性はあると認めた。

ホワイトハウスのレビット報道官も最終決定には至っていないとした上で、トランプ大統領が削減可能な分野を特定するよう指示を出したとし、「レイオフは差し迫っている」という認識を示した。

ロイター
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