ガザ支援船団、イスラエル封鎖海域付近で船籍不明船が接近と発表

援助物資をパレスチナ自治区ガザに届けようとする国際船団は、イスラエルが海上封鎖を敷いている海域に近づく中、1日未明に船籍不明の複数の船舶が船団の一部に接近したと発表した。船団の一部、ギリシャ沖で9月26日撮影(2025年 ロイター)
[1日 ロイター] - 援助物資をパレスチナ自治区ガザに届けようとする国際船団は、イスラエルが海上封鎖を敷いている海域に近づく中、1日未明に船籍不明の複数の船舶が船団の一部に接近したと発表した。
「グローバル・スムード船団」は、国会議員、弁護士、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんを含む活動家ら約500人を乗せた40隻以上の民間船で構成され、イスラエルによるガザ封鎖を阻止することを目的としている。
船団側は「ガザへの航行を続けており、これまでに船団が阻止されたり攻撃されたりした海域近く、120カイリのポイントに近づいている」としている。
一方、船団のインスタグラムページに投稿された動画は、イスラエル軍の船舶が船団に接近し、「危険な操縦」を行い、通信システムを損傷させてから離れたと説明している。
イスラエル当局からは今のところコメントを得られていない。
船団を巡っては最近、負傷者は出ていないものの、無人機(ドローン)によって攻撃されており、国際的に注目が集まっている。