EU、COP30までに新たな気候目標を設定=欧州委員長

9月30日、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は30日、11月に開催される国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に間に合うよう、2035年と40年の排出削減目標を設定すると表明した。ストラスブールで10日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
Kate Abnett
[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は30日、11月に開催される国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に間に合うよう、2035年と40年の排出削減目標を設定すると表明した。EUは9月内としていた国連期限に間に合わなかった。
中国を含む他の主要国は国連の期限に間に合った。
フォンデアライエン氏はブリュッセルで開催されたEUのイベントでビデオメッセージを通じ、EU諸国に決断を迫る一方、目標を巡る加盟国間の分裂を考えると現実主義が必要だと認めた。
「どのように目標を達成するかは別の問題だ。世界は変わった。世界的な競争は激しく、必ずしも公平ではない。われわれはより柔軟で、より現実主義的であることが必要だが、この路線を維持することで、労働者には安定性を、企業には明確性を、投資家には確実性を提供する」と述べた。