独、ドローン侵犯で対策検討 撃墜に向け関連法見直し

9月27日、ドイツのドブリント内相は、ドローン(無人機)がもたらす脅威は「高い」と述べ、自国を防衛する措置を講じると述べた。写真はドイツ連邦軍主導の防衛演習「レッドストーム・ブラボー」でドローンジャマーを実演する様子、ハンブルクで撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツのドブリント内相は27日、ドローン(無人機)がもたらす脅威は「高い」と述べ、自国を防衛する措置を講じると述べた。
デンマークにこの1週間に複数回ドローンが侵入し、空港が一時閉鎖される事態が起きたことなどで、欧州各国の警戒感が高まっている。
ドイツでもドローンの目撃情報があり、当局が捜査中だ。
ドブリント氏は首都ベルリンで記者団に「ドローンに関して脅威の度合いは高いと分類できる。(全体として)脅威は抽象的とはいえ、個々の事案においては非常に具体的だ」と語った。
具体的な対応策としては、航空安全保障関連法を見直し、空軍がドローン撃墜に関与できるようにすることを検討するとしている。
ドブリント氏は「例えば重要インフラ、ないし人が多く集まる場所を守れるように準備を進めるということだ」と説明した。