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対インド貿易協定、ロシア産原油購入縮小が鍵と米当局者

2025年09月29日(月)08時51分

9月26日、 米国の貿易交渉担当者はインドに対し、同国に対する関税を引き下げ、貿易協定を締結するにはロシア産原油購入を抑制することが重要だと伝えた。ロシア・タタルスタンの油田施設で7月撮影(2025年 ロイター)

Jarrett Renshaw

[26日 ロイター] - 米国の貿易交渉担当者はインドに対し、同国に対する関税を引き下げ、貿易協定を締結するにはロシア産原油購入を抑制することが重要だと伝えた。交渉に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。

米当局者は、貿易交渉は順調に進んでいるものの、インドが市場アクセス、貿易赤字、ロシア産原油購入に関する米国の懸念に確実に対処するにはさらなる取り組みが必要だと述べた。

米国はインド政府にロシア産原油購入を停止するよう圧力をかけるため、インドからの輸入品に25%の追加関税を課した。これにより、インド製品への関税率は計50%となった。

一方、トランプ政権は中国との貿易を巡る休戦を維持する中、中国によるロシア産原油購入を巡り追加関税を課すことは控えている。

ロイター
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