デンマーク北部の空港また一時閉鎖、無人機の活動疑いで

　デンマーク警察は、ドローン（無人機）目撃を受けて２夜連続で一時閉鎖された北部オールボー空港上空の空域が２６日未明に再開されたと発表した。写真はオールボー空港。９月２５日撮影。Bo Amstrup提供（２０２５年　ロイター）

［２６日　ロイター］ - デンマーク警察は、ドローン（無人機）目撃を受けて２夜連続で一時閉鎖された北部オールボー空港上空の空域が２６日未明に再開されたと発表した。

Ｘへの投稿で「オールボー空港上空の空域は無人機の活動が疑われたため閉鎖されていたが、２６日午前０時３５分（日本時間同午前７時３５分）に再開された」と明らかにした。

警察が地元通信社に述べたところによると、同空域は周辺で無人機とみられるものが目撃されたため、２５日午後１１時４０分に閉鎖されていた。

民間・軍用に利用されている同空港は２５日未明にも、無人機の飛行が確認されたことで約３時間閉鎖された。これに先立つ２２日には、コペンハーゲン空港が無人機目撃を受けて一時閉鎖されていた。

デンマーク国防相は２５日、夜間のドローン飛来は恐怖の拡散を狙ったハイブリッド攻撃だったとの認識を示した。同国当局者は実行した主体はなお不明とし、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）条約第４条に基づく協議を要請するかどうかはまだ決定していないと述べた。