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米国防長官、世界各地の軍幹部を来週の会議に緊急招集

2025年09月26日(金)08時22分

9月25日、ヘグセス米国防長官が、世界各地に配属されている米軍幹部を米東部バージニア州クアンティコに来週招集し、緊急会議を開くことが分かった。19日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)

Idrees Ali Phil Stewart

[ワシントン 25日 ロイター] - ヘグセス米国防長官が、世界各地に配属されている米軍幹部を米東部バージニア州クアンティコに来週招集し、緊急会議を開くことが分かった。5人の当局者が25日、ロイターに対して明らかにした。出席者数が何人になるのかは不確実だが、世界中の米軍幹部が一堂に会するのは異例だ。

開催理由も分かっておらず、2人の当局者は理由を明らかにしていないことが出席予定者らに不安を与えていると語った。

招集された幹部には、日本や韓国、中東などの遠く離れた地域に派遣されたり、数千人の部隊を指揮している高官も含まれる。

幹部はいずれも数週間前から立てている詳細なスケジュールの見直しを迫られている。ある当局者は「(招集された)人々は予定を変更し、出席すべきかどうかを確認するために慌てふためいている」と証言した。

国防総省のショーン・パーネル報道官は「戦争長官が来週早々に上級軍事指導者らに演説する予定だ」とコメントした。パーネル氏の事務所は出席する将校の人数、会議の目的、ヘグセス氏が突然招集をかけた理由についての質問には答えなかった。

一方、バンス副大統領はこのような会議は「まったく珍しいことではない」と主張した。

トランプ大統領は国防総省を戦争省へ改称するように命じており、実際に変更するためには議会の承認が必要となる。

ロイター
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