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米、コミー元FBI長官の起訴要求か トランプ氏が敵視

2025年09月25日(木)14時07分

 米司法当局は近く、コミー連邦捜査局(FBI)元長官(写真)の起訴を大陪審に求める見通しだと、関係者2人が24日明らかにした。ワシントンで2018年12月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

Sarah N. Lynch

[ワシントン 24日 ロイター] - 米司法当局は近く、コミー連邦捜査局(FBI)元長官の起訴を大陪審に求める見通しだと、関係者2人が24日明らかにした。

起訴内容は依然として不明で、大陪審が起訴を決定するかどうかも不透明という。

コミー氏は2013年にFBI長官に就任。17年にトランプ大統領に解任されるまで務めた。トランプ氏は2016年大統領選での自身の陣営とロシア政府の接触を巡るFBI捜査についてコミー氏を繰り返し批判してきた。

検討されている罪の一つは偽証罪で、20年に行った議会証言で偽証したというもの。この証言に関連してコミー氏を起訴する期限は今月30日となっている。

トランプ氏の2期目就任以降、司法省はコミー氏がロシア疑惑の捜査について上院司法委員会で行った証言の内容を調べている。

関係者の1人によると、バージニア州東部地区の一部検察官は新たに就任したハリガン連邦検事に対し、起訴を求めるには十分な証拠がないと説明するメモを提出した。

コミー氏に対する捜査を監督してきた同地区のシーバート前連邦検事は、コミー氏に対する証拠に疑念を示していた。シーバート氏はトランプ氏の解任要求を受けて19日に辞任し、トランプ氏に近いハリガン氏が後任に起用された。

ロイター
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