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パレスチナ承認は時期の問題、二国家解決へ役割果たす=官房長官

2025年09月22日(月)12時37分

 9月22日、林芳正官房長官は記者会見で、英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルが相次ぎパレスチナを国家承認したことを受け、日本は一貫して二国家解決を支持しており、承認するか否かではなく、いつ承認するかの問題だと指摘した。写真は18日に都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

(本文中の表記を一部修正します)

Shinichi Uchida

[東京 22日 ロイター] - 林芳正官房長官は22日午前の記者会見で、英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルが相次ぎパレスチナを国家承認したことを受け、日本は一貫して二国家解決を支持しており、承認するか否かではなく、いつ承認するかの問題だと指摘した。その上で「二国家解決のゴールに一歩でも近づくよう、現実的かつ積極的な役割を果たし続ける」と語った。

林官房長官は「最も重要なことはパレスチナが持続可能な形で存在し、イスラエルと共存すること」と述べ、今後の情勢の変化を注視しつつ、さらに重大な関心をもって総合的な検討を行っていくとした。

パレスチナの国家承認を巡っては、岩屋毅外相が19日の記者会見で、9月の国連総会のタイミングでは日本として承認をしないと表明した。米国に追随したとの指摘は当たらないとの考えも示していた。

ロイター
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