豪経済は良好、見通しにリスク 必要なら緩和余地=中銀総裁

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のブロック総裁は22日、経済見通しが変化するリスクを警戒しているものの、データのフローはほぼ予想通りだと述べた。4月シドニーで撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
Peter Hobson
[シドニー 22日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のブロック総裁は22日、国内経済は良好な状態にあるという認識を示した上で、インフレ鈍化と労働市場の底堅さを踏まえると、変化するリスクへの対応に必要であれば政策をさらに緩和する余地があると述べた。
議会に対し、最近の利下げは家計や企業の支出を下支えすることが期待されるが、その一方で世界的な環境は不透明で予測不可能と指摘。「8月の会合以来、国内データはほぼ予想通り、あるいはやや強めとなっており、理事会は来週の会合でこのことなどについて討議する」と語った。
「しかし、経済見通しは依然として不確実性に覆われている。そのため、状況が変化するリスクを警戒し、必要に応じて対応する準備しておく必要がある」と述べた。
経済見通しに対する最大のリスクに関する質問には、世界情勢と、消費の回復が期待通りに進まない可能性を指摘。「それは労働市場にとって好ましくないかもしれない。われわれが望むよりもインフレ率が低く、雇用状況も悪いという状況に陥る可能性がある」と語った。
中銀はこれまで、段階的で慎重な政策緩和アプローチを採用しており、各四半期のインフレデータを見極めた上で2月、5月、8月に利下げを実施。政策金利は現在3.6%となっている。さらなる緩和ペースは今後のデータ次第だとしている。
投資家は今月29─30日の会合では金利据え置きを予想しているが、11月の利下げ確率は依然として約75%織り込んでいる。
ブロック氏は、今後1年間で実質所得が増加し、経済が回復するにつれ、家計消費の回復は持続すると予測されると述べた。
先月に就業者数が減少した労働市場については、完全雇用に近く、ややタイトな状態にあると判断していると発言。毎月の雇用統計は不安定であり、雇用創出の鈍化は予測通りだとした。
また、インフレについては目標の範囲内にとどまるとの自信を深めていると述べた。
世界貿易の変化がオーストラリア最大の貿易相手国である中国に悪影響を与えることになれば、中銀にはさらに政策を緩和する余地があると指摘。最近の中国経済指標はそれほど素晴らしいものではないとの認識も示した。
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