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米下院議員団が中国首相と面会、両国の交流強化を呼びかけ

2025年09月22日(月)08時00分

 9月21日、訪中した米下院議員団を率いるアダム・スミス議員(民主党)は、中国の李強首相と面会して「これが氷を解かすきっかけとなり、今後こうした交流がより頻繁に行われることを期待している」として両国が交流を強化して課題に対処する必要性があると呼びかけた。写真は米中両国旗。6月10日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)

[北京 21日 ロイター] - 訪中した米下院議員団を率いるアダム・スミス議員(民主党)は21日、中国の李強首相と面会して「これが氷を解かすきっかけとなり、今後こうした交流がより頻繁に行われることを期待している」として両国が交流を強化して課題に対処する必要性があると呼びかけた。スミス氏は下院軍事委員会の元委員長で、現在は同委員会の民主党トップを務めている。

下院議員団が訪中したのは新型コロナウイルス禍前の2019年以来で、20年には新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の起源を巡る意見の相違によって、予定されていた訪問が中止されていた。スミス氏は二大経済大国である両国が「関係を強化するためには双方が取り組むべき課題があることを、中国、米国の両国とも認識しており、米下院代表の訪中が7年、いや6年も空くような事態はあってはならない」と強調した。

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は今月19日に電話会談をした。両国はトランプ氏が輸入品への関税を引き上げたことに伴う貿易摩擦の激化、米国による中国への半導体輸出規制、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業での対立、中国が領有権を主張して他国と争っている南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島に関わる問題、中国政府が自国の領土だと主張する台湾を巡る対立などで緊迫化した関係改善に向けた道筋を模索している。

ロイター
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