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米政権高官、カーク氏殺害受け左派団体批判 解体などに言及

2025年09月16日(火)13時56分

バンス米副大統領(写真)とミラー米大統領次席補佐官は9月15日、先週演説中に銃撃され死亡した保守系政治活動家のチャーリー・カーク氏を追悼することは国家の統一を損なおうとする左派グループの責任を追及することを意味すると主張した。15日、ホワイトハウスで代表撮影(2025年 ロイター)

Nandita Bose Helen Coster

[ワシントン 15日 ロイター] - バンス米副大統領とミラー米大統領次席補佐官は15日、先週演説中に銃撃され死亡した保守系政治活動家のチャーリー・カーク氏を追悼することは国家の統一を損なおうとする左派グループの責任を追及することを意味すると主張した。

カーク氏のライブ配信番組のゲスト司会を務めたバンス氏は、カーク氏殺害を受けて左派グループに対する厳しい非難を求める右派の声を強めた。

番組のゲストとして登場したミラー氏は、カーク氏の最後のメッセージは左派グループに対する協調的な取り組みを呼びかけるものだったと述べ、連邦政府はそうしたグループを解体するために「利用可能なあらゆる資源」活用すると表明した。

ミラー氏はその後、ホワイトハウスで記者団に対し、政権は法執行機関への攻撃を組織し、個人情報の漏えいや暴動に用いる物資の提供を行っている「非営利団体」ネットワークの刑事責任を追及することを検討していると述べた。ただ、こうした不正行為の証拠は示さなかった。

また、バンス氏は番組で、他の政権当局者よりもさらに踏み込んで、2つの団体を名指しした。富豪で民主党の献金者であるジョージ・ソロス氏が出資するオープン・ソサエティー財団と、フォード財団の2つで、バンス氏は自身が批判した米誌「ネイション」の記事にこれらの団体が資金提供していると主張した。両団体とも現在、ネイションには資金提供していないと述べた。

カーク氏殺害ではタイラー・ロビンソン容疑者が拘束されたが、捜査当局は殺害理由をまだ解明できていない。容疑者は有権者登録はしていたものの、政党には所属していない。

ロイター
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