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グーグルクラウド、今後2年で580億ドル超の増収見込む

2025年09月10日(水)08時05分

 9月9日、米アルファベット傘下グーグルのグーグルクラウドは、今後2年間で約580億ドルの新たな収入を見込んでいると明らかにした。写真はイベントに展示されたグーグルクラウドのロゴ。3月4日、バルセロナで撮影(2025年 ロイター/Albert Gea)

Kenrick Cai

[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルのグーグルクラウドは9日、今後2年間で約580億ドルの新たな収入を見込んでいると明らかにした。

アルファベットは7月の決算発表で、クラウド部門の年間売上高ランレートが500億ドルを超えたと明らかにしていた。

グーグルクラウドのトップ、トーマス・クリアン氏はゴールドマン・サックスのイベントで、同部門の未認識販売契約の残高は売上高を上回るペースで増加していると述べた。

1060億ドルの受注残のうち約55%が2年以内に収益に転換される見込みという。この数字は既存契約のみが対象で、今後想定される新規契約や新規顧客は含まれていない。

クリアン氏によると、同部門の新規顧客は前四半期比28%増加した。人工知能(AI)研究を手がける企業などのうち、規模で上位10社中の9社が現在、グーグルの顧客だという。これにはオープンAIやアンソロピックが含まれる。

クラウドコンピューティングは第2・四半期のアルファベットの総売上高に占めた割合が14%と、検索エンジンを中心とした広告事業を大きく下回るものの、同社で最も急成長している事業分野の一つとなっている。

ロイター
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