原油先物は反発、有志8カ国が増産ペース縮小で合意

8日序盤の原油先物価格は反発。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のうち、サウジアラビアなど有志8カ国が増産で合意したものの、ペースを減速することを受けた。写真は、COP29の会場で展示された、OPECのロゴ入り原油ドラム缶。2024年11月、アゼルバイジャンのバクーで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
Yuka Obayashi
[東京 8日 ロイター] - 8日序盤の原油先物価格は反発。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のうち、サウジアラビアなど有志8カ国が増産で合意したものの、ペースを減速することを受けた。
2213GMT(日本時間午前7時13分)時点で、北海ブレント先物は0.23ドル(0.4%)高の1バレル=65.73ドル。米WTI先物は0.21ドル(0.3%)高の62.08ドル。
両指標は5日、米雇用統計低迷で2%以上下落。先週は3%以上下落した。
OPECプラス有志8カ国は7日のオンライン会合で、10月から日量13万7000バレルの増産に踏み切ることで合意した。
増産幅は9月と8月の約55万5000バレル、7月と6月の41万1000バレルからは縮小するものの、市場シェア回復を目指す決意が示された。