ウクライナ支援の有志国会合開催、安全の保証を協議

ウクライナ支援の有志国会合が4日、パリで始まった。ウクライナとフランスの大統領、パリ・エリゼ宮での4日の代表撮影(2025年 ロイター)
John Irish
[パリ 4日 ロイター] - ウクライナ支援の有志国会合が4日、パリで始まった。西側の有志国連合の約30カ国の首脳が、ロシアとの和平合意後のウクライナの安全の保証についてゼレンスキー大統領との協議に臨む。
安全の保証について米国の確約を取り付けたい考えだ。
会合には、欧州主要国のほか、オーストラリア、カナダ、日本などの首脳が対面やオンラインで出席。有志国連合に米国は参加していない。
有志国連合は、停戦が成立した場合に、ロシアによるウクライナへの再攻撃を回避するため、ウクライナへの軍事支援のあり方について協議を重ねてきた。
各国政府は、欧州が軍事的な役割を果たすには、米国の安全の保証という「後ろ盾」が必要だとしているが、トランプ米大統領はこうした支援を確約していない。
欧州当局者は、トランプ氏に政治的なシグナルを送ることが目的だと述べた。
会合に先立ち、トランプ政権のウィットコフ特使はフランス、英国、ドイツ、イタリア、ウクライナの高官と会談し、その後、開会セッションに短時間出席した。
関係筋によると、ゼレンスキー大統領はウィットコフ特使と1対1で会談する予定だ。