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ゼレンスキー氏、ロシアの大規模攻撃を非難 圧力強化呼びかけ

2025年09月04日(木)06時06分

ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシアが夜間にかけてウクライナ全土に対し大規模な攻撃を実施したことを受け、同盟国に対しロシアに対し一段の圧力をかけるよう呼びかけた。写真はロシアの攻撃を受けて破壊された自動車会社のガレージ。フメリニツキー州で同日撮影(2025年 ロイター/Press service of the State Emergency Service of Ukraine in Khmelnytskyi region/Handout via REUTERS)

[キーウ 3日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシアが夜間にかけてウクライナ全土に対し大規模な攻撃を実施したことを受け、同盟国に対しロシアに対し一段の圧力をかけるよう呼びかけた。

ロシアのプーチン大統領が 中国の北京で行われた抗日戦争勝利80年記念式典に出席する中、ロシア軍は500機を超えるドローン(小型無人機)と数十発のミサイルを投入しウクライナ全土を攻撃。多くのエネルギー、交通インフラなどが被害を受けた。

ゼレンスキー大統領は「明らかに示威的な攻撃だ。ロシア経済に対し十分な圧力がかけられていないため、こうした攻撃が続いている」とし、「ロシアに強い圧力をかけることの必要性についてパートナー国と協議する」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。

その後、訪問先のデンマークで「ロシアは週に数回、定期的な攻撃を行っている。こうしたことは、ロシアが戦争終結に向けたいかなる試みも拒否し、戦闘を継続しようとしていることを明確に示している」とし、 同盟国に対しウクライナに防空システムを提供するよう呼びかけた。    

プーチン大統領はこの日、ウクライナでの戦争について「良識が働けば」交渉を通して終結させる余地があるとし、そうした選択肢を望むとしながらも、武力を通した終結が唯一の解決策となる場合はその道を選ぶ用意があるとの認識を示した。

米ホワイトハウス当局者によると、トランプ大統領は4日にゼレンスキー大統領と電話会談を行う見通し。

ロイター
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