赤沢再生相、大統領発出など求め28日から再訪米 投融資の文書も調整

赤沢亮正経済再生相は27日、月例経済報告関係閣僚会議後の会見で、28─30日の日程で米国を訪問することを正式に表明した。写真は報道陣の取材に応じる赤沢氏。7月18日、東京の首相官邸で撮影(2025年 代表撮影)
Kentaro Sugiyama
[東京 27日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は27日、月例経済報告関係閣僚会議後の会見で、28─30日の日程で米国を訪問することを正式に表明した。自動車・自動車部品関税の税率を引き下げる大統領の早期発出などを改めて求めるという。政府関係者によると、両国が合意した5500億ドル(約80兆円)の対米投融資のルールを明確化する文書の作成も調整する。
面会相手や日程の詳細は明らかにしなかった。赤沢氏は、日米の相互利益の促進につながる成果を早期に上げ、日米同盟をさらに強化していきたいと語った。
日本は相互関税の税率を合意通りに是正するよう大統領令を修正するとともに、自動車・自動車部品の関税を引き下げる大統領令を早急に発出するよう米側に働き掛けている。
関係者によると、投融資の文書はすでに日米の実務者レベルで作成の作業が進んでいる。赤沢氏が今回の訪米で内容を詰めるという。