欧州首脳、13日にオンライン会合 直後に米正副大統領と協議

欧州首脳は13日にオンライン形式で会合を開き、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けロシアに圧力をかける方策を協議する。メルツ独首相とウクライナのゼレンスキー大統領。ベルリンで5月撮影(2025年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン/ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州首脳は13日にオンライン形式で会合を開き、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けロシアに圧力をかける方策を協議する。会合を主催するドイツの政府報道官が11日、明らかにした。ウクライナのゼレンスキー大統領も参加するという。
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日に米国のアラスカ州で会談する。欧州首脳によるオンライン会合はこれに先立ち実施。独政府報道官によると、会合には独仏英伊に加えフィンランドとポーランドの首脳が参加。欧州委員会の報道官によるとフォンデアライエン委員長も参加する。このほか、北大西洋条約機構(NATO)の当局者も参加するという。
会合では、ロシアに対する圧力を強める方法のほか、和平プロセス、ロシアが占領するウクライナ領を巡る問題、ウクライナに対する安全保障などについて協議。会合直後に、欧州首脳は米国のトランプ大統領とバンス副大統領とオンライン形式で会議を実施。その後、ロシアとウクライナの停戦が実現した際のウクライナ支援計画を策定している「有志連合」が独仏英主催の会合を開き、対応を協議する。