タイ成長予想を上方修正、米関税引き下げで1.8─2.2％に＝経済団体

タイの経済団体「商業・工業・金融合同常任委員会」は６日、今年の経済成長率見通しを１．８─２．２％とし、従来の１．５─２．０％から上方修正した。 バンコクで２０２３年７月撮影（２０２５年　ロイター/Athit Perawongmetha）

Thanadech Staporncharnchai

[バンコク ６日 ロイター] - タイの経済団体「商業・工業・金融合同常任委員会」は６日、今年の経済成長率見通しを１．８─２．２％とし、従来の１．５─２．０％から上方修正した。 

米国がタイからの輸入品に対する関税率を先に発表した３６％から１９％に引き下げたことを受けた。域内の他国とほぼ同程度の水準となり、近隣諸国より競争力を維持しやすくなるとの見方を示した。 

昨年米国はタイの最大の輸出市場となり、総輸出額に占めた割合は１８．３％、輸出額は５４９億６０００万ドルだった。 

今年の輸出伸び率は２─３％と予想し、従来の０．５％減─０．３％増から上方修正した。