国連、イスラエルがガザ軍事作戦拡大なら「深く憂慮」

国連は５日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ全域で軍事作戦を拡大する可能性があるとの報道について、事実なら深く憂慮すべき事態になるとの見解を示した。写真はニューヨークの国連本部で同日撮影（２０２５年　ロイター/Eduardo Munoz）

［５日　ロイター］ - 国連は５日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ全域で軍事作戦を拡大する可能性があるとの報道について、事実なら深く憂慮すべき事態になるとの見解を示した。

国連政治局の欧州担当事務次長、ミロスラフ・イェンチャ氏はガザ情勢に関する国連安保理会合で、「ガザ地区が将来のパレスチナ国家の不可欠な一部であり続けるべきであるということは、国際法で明確に示されている」と指摘。イスラエルによるこうした動きは「破滅的な結果をもたらすリスクがあるほか、ガザ地区に残されている人質の命が一段の危険にさらされる恐れがある」と述べた。