自民、両院議員総会を8月7日開催で調整 月前半に参院選報告書=関係筋

自民党は、参議院選大敗を受け石破茂首相の責任を追及する所属議員の求めに応じ、両院議員総会を8月7日にも開催する方向で調整を進めている。選挙を総括した報告書は、8月前半にはまとめる見通し。複数の党関係者が30日までに明らかにした。写真は石破首相。都内で25日代表撮影(2025年 ロイター)
Yoshifumi Takemoto Tamiyuki Kihara
[東京 30日 ロイター] - 自民党は、参議院選大敗を受け石破茂首相の責任を追及する所属議員の求めに応じ、両院議員総会を8月7日にも開催する方向で調整を進めている。選挙を総括した報告書は、8月前半にはまとめる見通し。複数の党関係者が30日までに明らかにした。
自民党が28日に開催した両院議員懇談会では、多くの出席議員が石破首相(自民総裁)の退陣を求めた。重要議決の決定権がある総会に向けた署名が集まり、執行部は29日の役員会で開催を決定。森山裕幹事長は「できるだけ早く開いた方がいいのではないか」と述べていた。
8月は4─5日に衆参両院で日米関税協議に関して首相が出席する予算委員会集中審議が開かれ、6日には広島で平和記念式典がある。限られた日程の中で、両院総会の開催日が焦点となっている。
森山幹事長は28日の懇談会で、選挙の結果を総括する報告書を8月中に取りまとめると表明しており、自民幹部によると報告書は「お盆前に作成される予定」という。森山氏は、報告書がまとまった段階で自らの「幹事長としての責任を明らかにしたい」としている。