米商務長官、EUとの貿易合意に自信 8月1日の関税発動強調

ラトニック米商務長官は20日、欧州連合(EU)と貿易協定を締結できると確信していると述べた。ただ、8月1日は関税発動の厳格な期限だと強調した。写真はワシントンで6月撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 20日 ロイター] - ラトニック米商務長官は20日、欧州連合(EU)と貿易協定を締結できると確信していると述べた。ただ、8月1日は関税発動の厳格な期限だと強調した。
CBSのインタビューで、欧州の交渉担当者らと電話協議したところだとした上で、合意の余地が十分にあると指摘。「合意に達すると確信している」と語った。
トランプ米大統領は今月12日、EUとメキシコからの輸入品に8月1日から30%の関税を課すと表明した。
ラトニック氏はこれについて、厳格な期限だと言明。「8月1日以降、各国がわれわれと協議することを妨げるものは何もないが、彼らは8月1日から関税の支払いを始めることになる」と述べた。
また、トランプ氏が1期目に締結した米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の再交渉を行うとの見通しを示した。
「大統領は間違いなくUSMCAの再交渉をすると思うが、1年後のことだ」と語った。
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